HSPに向いてる仕事・敏感な私が見つけたネイルアートの新たな世界―オンラインで学べるオリジナルな感性
こんにちは、ゆび姫ネイルスクールの高尾慶子です。私がHSP(Highly Sensitive Person)であることを皆さんにお伝えしたいと思います。HSPとは、他の人よりも感覚が鋭く、周囲の刺激に対して非常に敏感に反応する特性を持つ人のことです。発達障害とは異なりますが、私自身、ずっと「自分は他の人と何かが違う」と悩んできました。
この特性のおかげで、ネイルアートという世界に深く入り込むことができましたが、同時に、人と異なる視点を持つことが難しく感じることもありました。そんな中で、私がたどり着いたのは、「オリジナリティが必要だ」という思いでした。
日本という国は、特にネイリストの世界では、一つの物差しだけで人を評価しがちです。コンテストや検定試験、サロンの開業、副業に目を向けるだけでは、ネイルというアートの真の価値を見失ってしまうのではないかと感じています。
私が海外のネイルコンテストに参加したとき、考え方が180度変わりました。日本では、繊細さや同調が重視されますが、海外では独自の感性や創造性が評価されることを知ったのです。
私自身、日本でいじめられたり、理解されなかったりすることがコンプレックスでしたが、ネイルアートを通じて自分を表現することができた時、初めて自分の価値を感じることができました。
しかし、ネイル検定に対する日本のネイリストたちの姿勢を見ると、またしても壁にぶつかりました。教科書通りの評価基準に縛られ、独自の感性やクリエイティビティが評価されにくい日本の現状に、再び苦しさを感じています。私は、「私にしかできないことは何か?」と自問自答し続けました。
そして、気づいたのです。私と同じように悩んでいるネイリストたちがきっといるはずだ、と。そんなネイリストに、「あなたはそのままでいいんだよ!」と伝えたい。私は、ネイルアートを通じて、彼らが自分らしさを見つける手助けをしたいと強く思うようになりました。
その思いから新たなコースを設け、従来の検定試験を重視した内容から離れることに決めました。検定試験が重要だと思うなら、他のネイルスクールで学べば良いのです。しかし、日本においてこの考え方を理解してもらうことの難しさを痛感しました。いくら発信しても、本当に悩んでいる人に届かないことに、私は孤独を感じました。
私が海外で評価されたのは、日本で評価されなかったからだと思います。ネイルアートはただのアートかもしれませんが、私にとっては心の表現です。繊細に描かれたアートが「上手」とされるだけではなく、そのアートに心が宿っているかどうかを評価してほしいと願っています。
現在、私は日本でも少しずつ理解され、応援してくれる人が周りに集まってきています。私は、ツバメに乗って新しい世界へ飛び立つイメージで、この「ゆび姫ネイルスクール」を運営しています。この名前に込めた思いは、「爪という小さな額縁だけでなく、アートの世界は無限大に広がる」という願いです。まだまだ未知の世界が広がっていると信じています。
私のアートや考え方が、HSPで悩んでいる方々やネイリストとして悩んでいる方々の勇気になれば幸いです。私は今、恵まれた環境の中で、自分の信念を貫き通し、苦しみながらも前に進んでいます。もし私と同じように悩んでいる方がいるなら、一緒に新しい世界へ踏み出してみませんか?
オンラインネイルスクール ゆび姫 高尾 慶子